9月16日、『Tuttosport』は「イタリア・セリエAのインテルは、ミランの会長を務めているシルヴィオ・ベルルスコーニ氏が新スタジアム建設計画を破棄する方針を示したことを批判している」と報じた。
以前から新スタジアム建設計画を進めていたミラン。既にポルテッロ地域の開発許可を取得していたが、土地所有者との係争に入っている状況にあった。
しかし先日ミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ会長は、株式を売却する予定のタイ人富豪ビー・テイチャウボル氏との会談の上、これまで通りサン・シーロを使い続けるという方針を明らかにした。
突然の計画変更に対して不満を述べたのは、同じサン・シーロ(ジュゼッペ・メアッツァ)を使用している同じ街のライバル、インテルである。
エリック・トヒル会長を中心として、インテルはミランがサン・シーロを去った後に周辺地域を開発すると共に、スタジアム自体にも改造を加えるというプランを作っていた。
ところが、ミランが新スタジアム計画を破棄してしまえばこのインテルの計画も実行することが出来なくなる。
インテルはシルヴィオ・ベルルスコーニ会長の発表によってこれらの計画を再考しなければならない状況となり、もしかしたらこちらが新本拠地への引っ越しという選択肢を考えるのではないかとも言われている。
なお、この両クラブは年間900万ユーロ(およそ12.2億円)という価格でミラノ市からサン・シーロを借りており、契約は2030年まで結ばれている。
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