『La Stampa』は「ACミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ会長は、計画されていた新スタジアム建設計画を破棄する方針を明らかにした」と報じた。

現在ミランはタイの富豪ビー・テイチャウボル氏との交渉が大詰めを迎えており、9月30日までに株式売却に向けた契約が締結されると報告されている。

ミランの会長を務めているシルヴィオ・ベルルスコーニ氏は、ミラノ市内で行われたイベントで講演を行い、ビー・テイチャウボル氏との契約は間近となっていることを明かしたほか、計画されていた新スタジアム建設案は破棄される可能性が高いと話した。

シルヴィオ・ベルルスコーニ
(ミラン会長)

「ミランはサン・シーロに残るだろう。私はそれを本当に愛しているし、ビー氏も同じように大きな愛情を持っている。彼はそれが最善の解決策だと確信している。サン・シーロはサッカーをホストするために生まれたものだ」

「(ミラノダービーについて)

おそらく、世界のトレンドが繁栄された、バランスの取れた試合だったと思う。美しい競争と良いミランを見た。全ての選手に感謝したい。そしてバロテッリにもね。私はミハイロヴィッチに電話をかけ、彼にお祝いを言ってくれと頼んだ」

「(株式売却について)

これは非常にセンシティブな改革だ。ミランは中国だけではなく様々な国へブランドを形成していきたい。我々はさらに1億ユーロ(およそ135.8億円)を生み出す必要がある。

ビー氏の振る舞いはとても真剣であり、彼は非常に良い感じのパートナーである」

ミランは以前からスタジアムを自社が所有することによってビジネス面での拡大を目指すという方針を明らかにしており、既にポルテッロ地域に新本拠地を建設するための権利を取得していたが、土地の所有者との交渉がうまく進んでいなかった。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介