それはショウが8歳から在籍し、自身が育ったサウサンプトンの公式アカウントに向けたものだった。
@SouthamptonFC thank you , you don't know how much you as a club mean to me , thank you so much I really appreciate it
— Luke Shaw (@LukeShaw23) 2015, 9月 15
2003年からサウサンプトンのユースで育ち、同クラブでプロデビューを飾ったショウ。ユナイテッドへの移籍は大きな話題となったが、自身をここまで育ててくれたサウサンプトンを離れるのは難しい決断だったはずだ。
そんなショウの負傷を知ったサウサンプトンはこの試合の前半終了間際、以下のような内容のツイートを投稿している。
サウサンプトン公式Twitter
「今夜のマンチェスター・ユナイテッドでのプレーで負傷したルーク・ショウが復帰できるよう、私たちはお祈りします。
強くなって帰っておいで、ルーク」
まさにスポーツマンシップというべきメッセージだろう。ショウは他クラブへと移籍した選手だが、クラブにとっては今でも大切な存在。タイトルを争うチームであっても、そうした選手の復帰を祈るという素敵な姿勢だ。
サウサンプトンの公式アカウントは、このメッセージをショウに向けて送った。そして、このメッセージを見たショウはまず真っ先にサウサンプトンに対して感謝のツイートをしたのだ。
ルーク・ショウ(マンチェスター・ユナイテッド)
「ありがとう。
僕にとってあなたたちクラブがどれほど大きな存在であるのか、知らないだろう。
本当にありがとう。本当に感謝している」
これこそ、ショウが誰よりも先に伝えたかった感謝の内容なのである。
ショウはこのリプライを、さきほど紹介したツイートの11分前に投稿している。ショウの中でサウサンプトンというクラブがいかに特別であるかが窺るツイート内容であった。