5月21日、『Milannews』は「ミランの会長を務めているシルヴィオ・ベルルスコーニ氏は、現在進めている株式の売却交渉について話した」と報じた。
現在大きな話題になっているミランの売却問題。タイ富豪のビー・テイチャウボル氏率いるコンソーシアム、そして中国政府も絡んだコンソーシアムと交渉を行っていると言われているが、まだ状況は整理されていない。
『TelePadova』の取材に答えたベルルスコーニ会長は、一家族の資金力では現代のサッカー界を戦えないと話すとともに、自分が会長に残ることは決まっていると明かした。
シルヴィオ・ベルルスコーニ
(ミラン会長)
「今の状況は明らかである。サッカーの世界には外国資本がやってきている。例えば、カタールだ。一つの家族がその中で競争していくことは出来ないのだ。30万人のメンバーがいるクラブだとしても、様々な理由でそれは不可能なのだ。
私はそう考えている。そして、国際的なマーケットの買い手を見つけることが出来ると思っている。その人々も、ミランというブランドを持つことでイメージを改善することが出来る。
これまで話してきた人々は皆、私にクラブに残ってくれるよう頼んできた。ミランとベルルスコーニは結合したブランドであるからだ。
我々は最高でハーフ&ハーフ、あるいは51%と49%という株式保有比率を求めて交渉していた。あるいは75%と25%という分割だ。
もしこれらの話し合いが上手く続けば、イタリアで、そしてヨーロッパで、世界で競争が出来る場所に帰ることが出来るだろう。もしそれが出来なければ、私は一人で犠牲を払い続ける。
(インザーギ監督について)
私は誰も解雇していない。ただインザーギと時々争っていただけだ。コーチは彼の決定を下している。
私はこれまでもそうだったように、彼にはそのための自由を与えてきた。解雇はいていない。彼の仕事は続いていく」