と、ここまで代表チームにおける最多得点ランキングを見てきたが、実は50ゴール以上を記録している選手は結構いるのである。
この表では56ゴールのガブリエル・バティストゥータとサミュエル・エトーまでしか記していないが、この下には55ゴールのチャ・ブングン(韓国)やヤン・コレル(チェコ)、三浦知良(日本)、ロマーリオ(ブラジル)、クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)らがいる。
このほど50ゴールを達成したルーニーだが、調べてみた結果「50得点」という数字は世界44位タイであるそう。同じ記録にはイランのカリム・バゲリと韓国ファン・ソンホンがいる。
ちなみにルーニーが50ゴールを達成したこの8日には、他の選手も自身のゴール記録を更新している。
アルゼンチン代表のリオネル・メッシはメキシコ戦で2ゴールをあげゴール数を49から51へ、クウェート代表のバドゥル・アル・ムターワはラオスとのワールドカップ予選で1ゴールをあげ、ゴール数を51から52へとそれぞれ更新。こうして見ると、たとえニュースになっていなくても、世界ではいろんなところで記録が新しくなっているのだと思い知らされる。
最後に、やはり日本人選手の成績にも触れなければならないだろう。
日本人としての最多得点記録は、釜本邦茂の75得点。
これ自体はそれなりに有名であるのだが、実はこのゴール数、世界6位タイの記録でもあるという。また、三浦知良の55ゴールは上述した通りロマーリオやクリスティアーノ・ロナウドと同じ数字であり、これは世界28位タイであった。
昨日のアフガニスタン戦で2ゴールをあげた岡崎慎司は、現在代表通算46得点。これは元クロアチア代表FWダヴォール・シュケルと同じゴール数だ。岡崎はルーニーと同じ1985年生まれ。仮にワールドカップ予選で“固め取り”をすればルーニーの記録に肩を並べることも十分に考えられる。
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