先月開幕を迎えたドイツ・ブンデスリーガ。
香川真司が所属するドルトムントは、シーズン序盤好調なところを見せている。新ユニフォームについて先日当サイトでも紹介したところだが、今季のフォントデザインはこんな感じだ。
トーマス・トゥヘル監督は、就任後初めてのブンデスリーガのホームゲームを前に、刈り立ての芝の匂いが恋しいと語っていた。10日前のボルフスブルク戦で、黄色い壁の声援の頼もしさはすでに体験していた。http://bit.ly/1EwVCdL
Posted by Borussia Dortmund on 2015年8月17日
ドルトムントのユニフォームサプライヤーはご存知Puma。
そのPumaのシニア・グラフィック・デザイナーであるウルリッヒ・プラーナ―氏のインタビューを『soccerbible』が配信していた。なかなか興味深かったので、一部を抜粋して紹介する。
Q.タイポグラフィの仕事はユニフォームがリリースされるよりどれくらい前に始めるんですか?
「タイポグラフィのデザインは大抵の場合、ユニフォームのデザインとローンチの過程のちょうど真ん中頃です。だいたいローンチの1年前に、タイポグラフィの最初のアイディアを調べます」
Q.今季、クラブ以外のフォントにもう取り組んでいますか?
「EURO2016のためのフォントをちょうど終えたところです。(Pumaをサプライヤーとする?)全ての代表チームのための一般的なフォントと、イタリア代表のための特別なものがあります。それらの見た目は似ていますが、微調整がされています」
Q.フットボール内外で、最もインスピレーションを生み出したものはありますか?
「我々のフォント全ては、PUMAブランドのフォント “Geogrotesque”とつながっています。エドゥアルド・マンソがデザインしたものです。“Geogrotesque”自体はユニフォームの背中にフィットさせるためには幅が広すぎます。
なので、我々のグリフはより縮小されています。2桁のものやEl Shaarawyなどの長い名前も背中に収めることができます。
一般的に言って、我々のユニフォームフォントは“Geogrotesque”の遠い親戚であり、斜縁のようなデザインはほぼ全てのグリフに含まれることになります」