スペイン北部、バスクとガリシアの間に位置するアストゥリアス地方から今季リーガへ復帰したスポルティング・ヒホン。近隣のオビエドと並ぶ同地域の中核都市ヒホンをホームとし、ルイス・エンリケやダビド・ビジャを輩出したことで知られる古豪だ。

ここ3シーズンは2部のセグンダを戦っていたが、昨年、地元出身で現役時代バルサやスペイン代表で活躍したアベラルド・フェルナンデス監督が就任。1年目から2位という成績を収め1部昇格へ導くと、今季は開幕からレアル・マドリー、レアル・ソシエダを相手にいずれもスコアレスドローに持ち込んでいる。

Sporting de Gijón 2015-16 Kappa Home

愛称の「ロヒブランコス (Rojiblancos)」が表す通り、ヒホンのクラブカラーは赤と白。

クラブ創設110周年を迎えた2015-16シーズンの新ユニフォームも伝統のストライプ柄だが、背面中央の線に青を使っているところが新鮮。Kappaのセンスが光る。

ちなみに、スペインで赤と白のストライプといえばアスレティック・ビルバオとアトレティコ・マドリーが有名だが、ヒホンは1905年のクラブ創設時からこのデザインを採用。

スペイン1部では最初の“赤白”クラブといわれている(ビルバオは創設された1898年から1900年代にかけて、青と白の切り替えしデザインだった)。

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