『ESPN』や『Express』は「元アーセナルのDFマーティン・キーオン氏は、アーセナルはチャンスを逃したように感じると話した」と報じた。

今夏のマーケットでも多くの選手と噂になったアーセナル。過去二年には大型補強を行ってきただけに注目が集まったが、終わってみればペトル・チェフ以外は誰も獲得しないという結果になった。

かつてチームの中心的なDFとして活躍したマーティン・キーオン氏は『BBC』に対して以下のように話し、今季は補強をすれば優勝争いに絡むことが出来たと主張した。

マーティン・キーオン

「移籍マーケットは全く狂気が渦巻いているし、ヴェンゲル監督はそこから離れて強化を進めている。彼らはFWを必要としていた。これが正しいのかどうかは時間が教えてくれるだろうが、しかしその兆候はもう出ている。

チャンスを逃したと感じる。今のプレミアリーグは、マンチェスター・シティを除いては戦力が接近しているからだ。

もし彼らをチームに加えて戦うことが出来れば、何かをすることが出来ただろう。アーセナルはいずれにしても戦えるかもしれないが、それはおそらく可能性は乏しいだろう」

「(アーセナルがフィールドプレーヤーを獲得しなかった欧州唯一のクラブだった)

私が10年前にアーセナルを離れた時、彼らはプレミアリーグを支配していた。無敗優勝も達成した。ファンはトロフィーを手に入れることを見るのに慣れていた。

チームはスタジアムの支出のため、その見積もりを下げなければならなかった。彼らには欲求不満がある。今になっては、それは弁解でしかない。

しかし、トッププレイヤーは獲得が可能なようには見えない。そして、アーセナルはそれらの選手に値するだけの資金を使うことを望んでいない」

また、80~90年代にアーセナルの中心選手として活躍したポール・マーソン氏は、8000万ポンドでも費やせばベンゼマは獲得することは出来たはずだと話し、ファンは騙されていると主張した。

ポール・マーソン

「もしアーセナルが8000万ポンドを持ってベンゼマの元に行けば、彼は獲得することが出来る。今なぜそれが支払えない?

彼らは金を持っている。そうすれば、プレミアリーグは勝ち取ることが出来るし、チャンピオンズリーグでも優勝候補の一人になれるだろう。

しかし彼らは何もしていない。私は、ファンは少し騙されているように感じる。なぜなら彼らは最高レベルの給与でプレーしていて、誰も獲得していないからだ。

1000万ポンド。それはアクリントン・スタンリーが誰かを100ポンドで獲得するようなものではないか」

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