8月23日、一つの時代が終わった。
ナイジェリア・プレミアリーグの第25節が行われ、カノ・ピラーズが本拠地サニ・アバチャ・スタジアムで1-2とナサラワ・ユナイテッドに敗北したのである。
カノ・ピラーズは6月にQolyでもお伝えした通り、世界でもおそらく最高記録であろうと思われる「ホームゲーム12年無敗」という凄まじい結果を続けてきたクラブだ。
2003年6月21日にジュリアス・バーガー戦で敗北して以来、ナイジェリア・プレミアリーグでは一度も本拠地で負けることなく戦いを続けてきた。
その無敗記録は、大台といわれた200を8月3日のロビ・スターズ戦で更新。それを202まで伸ばしてのナサラワ戦であったが、中位の相手にまさかの敗北。記録は12年と2ヶ月、4446日という数字で止まってしまった。
カノ・ピラーズは今季チームバスが武装強盗に襲われ、銃撃で数選手が大きな怪我を負うなど不幸続きで、順位も6位と低迷。2015年は彼らにとって非常に厳しいものとなった。
The last time we suffered a defeat at home was 12 Years ago! If anything we should celebrate today for the record.
— Kano Pillars FC (@pillarsfc) 2015, 8月 23
しかし、カノ・ピラーズのツイッターは前向きだった。「今日はむしろ12年もの無敗記録を作ったことを祝うべきだ!」と明るいコメントを残しており、既に視点は未来へと向かっているようだ。