この夏は、1300万ユーロ(現レートで18億円)で獲得したアルダを3400万ユーロ(47.1億円+インセンティブ)でバルサへ。カンテラ上がりのMFマリオ・スアレスはフィオレンティーナへ1000万ユーロ(約13.8億円)で売却している(彼の場合はマジョルカから買い戻す際に移籍金を払っているはず)。

また、0円で獲得したDFミランダは1500万ユーロ(20.7億円)でインテルへ。トビー・アルデルヴァイレルトについては、アヤックスから獲得した時よりも400万ユーロ(5.5億円)以上の額となる1100万ユーロ(15.2億円)でトッテナムが買い取った。(彼についてはサウサンプトンが完全移籍で買い取る権利をアトレティコ側が買い取ったはずだが、言及されておらず)

そして、珍しくマイナスとなったのが、マンジュキッチのケース。1年前にバイエルン・ミュンヘンから2200万ユーロ(現レートで30.4億円)で獲得したものの、ユーヴェに売り渡した額は1900万ユーロ(26.3億円)だった。

確かに、シメオネ就任以降に売却した選手に限れば、差額でかなりの利益を生み出していそうだ。

ただ、2.8385億ユーロという額は売却額の合計だと思われる。つまり、新たな選手獲得のために費やした支出については考慮されていないはずで、390億円がそのまま収益になっているわけではないだろう。その点では、商売上手のセビージャなどとは違うはずだ。

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