8月12日、 『Gazzetta dello Sport』など各メディアは「ローマに所属していた元イタリア代表DFフェデリコ・バルザレッティが記者会見を開き、現役引退を発表した」と報じた。
トリノの下部組織で育ち、ユヴェントス、フィオレンティーナ、パレルモ、ローマなどでプレーしてきたバルザレッティ。EURO2012ではイタリア代表のメンバーに選ばれ、セリエA屈指のサイドバックとして知られた。
しかし2013年には骨盤、股関節に怪我を負い、複数回の手術を受けながらも状態が改善せず。5月31日に行われた古巣パレルモ戦で久々のフル出場を果たしていたが、今夏現役を引退することを決断した。
今後バルザレッティはクラブのスタッフとして働くことになり、まずはディレクションの一部を担当することになるという。
フェデリコ・バルザレッティ
「100%、あるいは50%も力が発揮できなくなれば、誰でも辞めなければいけない。残念なことに、この鼠径部は僕に最も好きなものを続けることを許してくれなかった。この決定をするのは難しかったが、もはや選択の余地はなかった。
僕は家族、クラブ、そして全ての友人達、近くで支えてくれた人々に感謝したい。特に、古巣のパレルモを相手に最後の試合をすることを許してくれて、僕の夢を叶えてくれたトレーナーのファブリシオ・イアコロッシに。
あれは99%最後になると分かっていた。しかし、僕はそこにいたかった。4人の子供と共にピッチに入りたかった」
「(スタッフ入りについて)
大きなモチベーションを持っている。新しい冒険を始める時が待ちきれない。僕はそれだけの心の強さを持っているし、この新たな役割に親しみを感じている。
僕はスポーツ面でのディレクションの一部を担当することになる。今ローンでチームを離れている選手達をカバーする。それが全ての人々のキャリアで重要なステップになると思っているからね。
9月からはスポーツディレクターとしての研修も開始することになるだろう。僕はサバティーニSDと共に働く予定だ」