今年の南米王者はアルゼンチンのリーベル・プレート! 現地時間の5日に行われたコパ・リベルタドーレス決勝でメキシコのティグレスを下し、19年ぶりに頂点に立った。

リーベルといえばボカ・ジュニオルスと並ぶアルゼンチンの名門クラブだが、最近は2011年にまさかの2部降格を喫したことでも知られている。

ただ、マティアス・アルメイダに率いられ一年での1部復帰を果たすと、その後もラモン・ディアス(2012-2014)、そして現在のマルセロ・ガジャルド(2014-)と、クラブOBの監督たちがバトンを繋ぐ形でチームを強化。2013-14シーズンの後期リーグで久々にリーグ優勝を飾り、直後に「南米版ヨーロッパリーグ」のコパ・スダメリカーナを制覇。そして今年、見事南米王者に輝いたのだった。

かつてないほど苦しい時代を経験しただけに、クラブや選手、サポーターにとっては喜びもひとしおだろう。優勝セレモニーの映像からもそうした様子がうかがえる。

前回の1996年は選手、そして今回は監督と、二つの立場でリベルタを制したクラブ史上初めての人物となったガジャルド監督。現役時代はモナコなどでも活躍し、アルゼンチン代表として2002年の日韓ワールドカップにも出場した彼が、39歳の若さで大仕事をやってのけた。

さて、そのリーベルだが、今月11日にコパ・スダメリカーナ王者としてガンバ大阪とスルガ銀行チャンピオンシップで対戦する。そのためすぐに日本へ旅立たなければならなかったことや、決勝の2ndレグがホームだったこともあり、セレモニー後には驚きの光景が見られた。

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