7月26日、マンチェスター・ユナイテッドはアルゼンチン代表GKセルヒオ・ロメロの獲得を発表した。ダビド・デ・ヘアとビクトル・バルデスに退団の可能性がある中で、フリーエージェントの有力選手を引き入れることに成功した形である。
かつてAZアルクマールで監督を務めていた際に若きセルヒオ・ロメロとともに働いていたルイス・ファン・ハールは、この補強の理由について『MUTV』で説明した。
ルイス・ファン・ハール
(マンチェスター・ユナイテッド監督)
「セルヒオ・ロメロはアルゼンチン代表の国際的なゴールキーパーだ。彼は私の選手だったことがある。オランダのAZアルクマールの監督を務めていたころ、私は彼を引き上げた。セルヒオはそのとき19歳だったが、非常に才能があった。我々は彼とともにチャンピオンとなった。優勝候補ではないクラブでね。オランダでは、それはもちろん素晴らしい結果だった。
私は彼のことをよく知っているし、そして我々の状況を考えている。もしデ・ヘアが退団するにせよ、残るにせよ、それは常に考え、気をつけていかなければいけない。
それに我々は準備した。そして、セルヒオ・ロメロがマンチェスター・ユナイテッドの選手になったのが非常に良いことだと考える理由はそこだ。
彼はゴールキーパーだ。そして、彼はボールを止める。それが彼のポジションであるが、さらに足でボールを扱いビルドアップも出来る。それは我々の性格を考えればとても重要だ。しかし、彼は加えて体格にも優れている。背が高い。
オランダでは、彼は60メートルのエリアを支配した。彼がイングランドでそれが出来るのかどうか、私は分からない。そこにはわずかに違いがあるからだ。
しかし、彼はフィジカル的に強靱だし、自信を持っている。それは良いことだと私は信じている。
彼はワールドカップで私のオランダ代表を相手に良いプレーをした。彼は準決勝で決定的なペナルティキックをストップしたんだからね」