7月26日、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドは「イタリア・セリエAのサンプドリアからアルゼンチン代表GKセルヒオ・ロメロを獲得した」と公式発表した。
契約期間は3年。サンプドリアとの契約は今夏満了となっていたため、移籍金は発生していない。
セルヒオ・ヘルマン・ロメロは1987年生まれの28歳。ラシン・クラブから2007年にAZアルクマールに加入して活躍した経験を持ち、2007~2009年にルイス・ファン・ハール監督の下でプレーしていたことがある。
2008年には北京五輪優勝に貢献し、その後ワールドカップ2大会、コパ・アメリカ2大会に出場するなど代表でも重要な存在となっている守護神である。
マンチェスター・ユナイテッドは今夏ビクトル・バルデスが放出されることがほぼ決定しており、ダビド・デ・ヘアの残留もまだ決まったわけではない。
もしデ・ヘアが退団した際には獲得するのではないか?と言われていたウーゴ・ロリス(トッテナム)も骨折で離脱しており、どのような補強がされるか注目されていた。
セルヒオ・ロメロ
「僕はマンチェスター・ユナイテッドに加入できたことを大いに喜んでいる。世界で最も大きなクラブでプレーできることは、自分にとって夢の実現だ。
ルイス・ファン・ハール監督は素晴らしいマネージャーで、僕はこの新しく、そして自分にとってエキサイティングな挑戦を始められる時が待ちきれないよ」
ルイス・ファン・ハール
(マンチェスター・ユナイテッド監督)
「セルヒオはとても才能のあるGKだ。私がAZアルクマールにいた時、彼は若い選手だった。彼がマンチェスター・ユナイテッドに加入したことを嬉しく思う。
昨年のワールドカップで彼はファンタスティックだったし、それは私の心の奥に残っている。彼はチームにとって素晴らしい補強になるだろうし、私は彼とまたともに働けることを楽しみにしている」