7月26日、Kリーグ・クラシック第23節の全南ドラゴンズ対済州ユナイテッドにおいて、韓国サッカー史上初となる大記録が達成された。
全南ドラゴンズに所属している元韓国代表GKキム・ビョンジは1970年生まれの45歳。高校卒業後溶接工をしながらサッカーを続け、1992年に蔚山現代でプロデビュー。その後浦項スティーラース、FCソウル、慶南FCで長くプレーを続けてきた鉄人であり、2013年から全南に所属している。
代表では日本が初出場したことで知られる1998年ワールドカップでレギュラーを務め、2002年大会にもイ・ウンジェのサブとして帯同。2010年大会ではメディアで解説者を務めたものの、それから5年が経っても現役を続けており、レギュラーで起用されている。
そして彼はこの試合でなんとKリーグ史上初となる通算700試合出場を達成。しかも3-1の勝利に貢献し、45歳とは思えない瞬発力でスーパーセーブも見せたのである。
まさに生ける伝説となったキム・ビョンジは、試合後の記者会見で「777試合を目指す」と話したと『朝鮮日報』『中央日報』など各メディアが報じている。
キム・ビョンジ
(全南ドラゴンズ/元韓国代表GK)
「100試合目は勝ったが、200~600試合の記念には5連敗した。でも今回は勝つことが出来た。集中力を失いそうな雰囲気の中で良いパフォーマンスを見せ、結果に満足できる場所を作ってくれてありがとうと言いたい。胴上げもして貰えた。後輩達には『毎試合が大事だ。今後の試合もとても重要だ。頑張ろう』と話したよ。
(777試合が目標?)
簡単ではない。25歳の時なら御飯と水だけでも未来を描くことが出来た。24年間のプロサッカー人生よりも、今後の77試合の方が大変だろう。
(自信はある?)
ある。今のコンディションは1年以上保つことが出来る。それが過ぎれば、数字上では777試合に近くなる」
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