今季、PSVからマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したオランダ人FWメンフィス・デパイ。21歳の若きアタッカーには新たな9番として大きな期待がかかる。
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— Manchester United (@ManUtd) 2015, 6月 15
さて、そのデパイといえば、PSV時代やオランダ代表でもユニフォームの背中に記されるネームが苗字の「DEPAY」ではなく、名前の「MEMPHIS」であった。
その理由について、『BBC』ではこう伝えている。
デパイが4歳の時に、(両親が離婚して)父親が彼のもとを去った。だから、ユニフォームには苗字よりも「MEMPHIS」と入れるほうを好む。
また、彼には多くのタトゥーが刻まれているが、そのうちのひとつはデパイが15歳の誕生日を迎えた後に亡くなった祖父に敬意を表したものである。
ガーナ人の父親とオランダ人の母親のもとに生まれたデパイ本人はこう語っているという。
「それらは僕の人生の一部だ。フットボールの一部じゃない。それは違うことだ。フットボールとは別に人生がある。少し(複雑な?)環境を過ごしてきた。それが僕を強くした。ご覧の通り、僕はタトゥーを楽しんでいる。人は人さ。誰もがそれを尊重しなくちゃならない」
本人が直接ユニフォームのネームの件について言及しているわけではない。ただ、デパイは母親をとても大切にしており、そこにはこういった生い立ちが関係しているようだ。
なお、このエピソードは初出というわけではなく、5月には『telegraph』も同様の話を伝えている。
それによれば、祖父へ捧げるタトゥーは左腕の下のほうに刻まれているそうで、「彼は僕に多くの強さをくれたし、とてもよくしてくれた。あの瞬間に思ったんだ。やらなくちゃって。自分が行きたい場所は分かってる。トップさ」と語っていたそう。
デパイは唇の内側にもタトゥーを入れてるほか、胸には「Dream Chaser(宇宙船というよりは、夢を追う者という意味合い?)」という文字も刻んでいる。