2013年にラダメル・ファルカオ、ハメス・ロドリゲスらとともにモナコへ入団したポルトガル代表MF、ジョアン・モウティーニョ。
ここ2シーズン続けて、30試合以上に出場するなど、レオナルド・ジャルディン監督からの信頼も厚く、チームの主軸のひとりとなっている。
そんなモウティーニョだが、モナコからの退団がありうると『France Football』が伝えている。
Moutinho poussé vers la sortie http://t.co/to8C4nsiLh pic.twitter.com/qFToaxTHHr
— France Football (@francefootball) 2015, 7月 13
その理由はズバリお金。モウティーニョの年俸は400万ユーロ(約5.4億円)と高額で、クラブが導入した新しい給与体系とはかけ離れたものになっているとのこと。
一時は大物選手を次々に獲得しフットボール界を席巻していたモナコだが、オーナーの財政事情もあり、その頃の勢いはもはやない。
現在、モウティーニョにはゼニトが興味を示していると伝えられており、親会社であるガスプロムの支援による潤沢な資金を持つロシア王者(こちらもやや陰りが見えているが)なら、移籍金とサラリーも賄えるとされている。また、モウティーニョの古巣であるポルトが給与の大部分を負担することでローンとして復帰する可能性もあるとされているが、さすがにこちらの実現性はかなり低いようだ。
なお、今季チェルシーへローンされたファルカオは、モナコとの契約が2018年まであり、正式な退団ではない。とはいえ、彼の給与はモウティーニョ以上のはすで、クラブの長期的構想には入っていないと思われる。モナコはミランからステファン・エル・シャラウィをレンタルで補強したばかりではあるが、最近は大物よりも有望な若手選手を獲得する方向にシフトしており、転換期にあるといえそうだ。