6月20日、フランス・リーグアンのマルセイユは「ソショーから元フランス代表GKヨアン・プレを獲得した」と公式発表した。
契約期間については公表されていない。ソショーとの契約は解除されているため、移籍金はゼロである。
ヨアン・プレは1982年生まれの32歳。ル・マン時代には松井大輔選手とともにプレーし、圧倒的な反射神経を生かして活躍を見せ、フランス代表にも招集された経験があるゴールキーパーとして知られている。
アーセナルなど多くのクラブから興味を集めたものの、2009年に移籍したトゥールーズで肺塞栓症(エコノミークラス症候群)を発症したことから選手生命の危機に陥り、長期の療養を余儀なくされてしまった。
長くプレーできない時間が続いたが、昨年1月にソショーと契約してピッチに復帰し、今季は2部で最優秀GKの候補に選ばれるなど活躍。
リーグアンへの復帰を目指して今月上旬に契約を解除し、元々はバスティアへの入団が噂されたものの、4年契約を提示したマルセイユへの移籍を決断。32歳にしてついにビッグクラブへとたどり着くことになった。
マルセイユは先日ナントからFWジョルジュ=ケヴィン・エンクドゥを獲得しており、これが今夏2人目の補強となる。