6月20日、『Gazzetta dello Sport』は「ACミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOは、フランス代表MFジョフレイ・コンドグビアの獲得は経済的に厳しいと話した」と報じた。
現在移籍マーケットで大きな話題となっているジョフレイ・コンドグビアの去就。モナコが経営的に難しい状況にあることもあって、有力な選手が数人現金化されることはほぼ確定路線である。
その中でコンドグビアに対しては多くのクラブが注目していると言われていたが、先日ACミランへの移籍に合意したという報道が流れた。
インテル、そしてミランの両チームは昨日選手の代理人、そしてモナコの代表者と会談を行っており、日が変わってからも交渉が続いていたと言われている。
しかしこの両チームはどちらも合意に至っておらず、金銭的にはかなり厳しい状況にあるようだ。モナコが求めていたのは3500万ユーロ(およそ49億円)であり、選手が要求する賃金は年400万ユーロ(およそ5億5000万円)と言われている。
アドリアーノ・ガッリアーニ氏はこれらの要求額に対して不満を持っていることを明らかにし、このままでは獲得出来ないと話した。
アドリアーノ・ガッリアーニ
(ACミランCEO)
「競争は選手の価格と給与の要求を爆発させている。我々は3500万ユーロでスタートしたが、今では4000万ユーロ(およそ56億円)を超えそうだ。さらにコンドグビアは数百万ユーロの給与を求めている。
この勝負に勝ったものは本当の勝者ではない。血を流すことになる。私は楽観的でも悲観的でもない」