チャビ・エルナンデス

「(カタールに行くと決めたのはいつ?)

数ヶ月前だったかな。2月に『決断をするには適切なタイミングだ』と真剣に考え始めた。チームで多くの時間プレーできなくなっていたし、まだタイトルは勝ち取ることが出来ると思っていた。

そういうことだ。そのように感じていた。そうでなければ、僕は残っていたよ。

(バルトメウ会長からは残留要請があった?)

真実を言えば、たくさんあった。彼は契約の延長を打診するために、2、3回僕に家に来た。その最後の機会は1ヶ月も前のことじゃない。

しかし、僕は『いや、バルトゥ。僕は非常に感謝しているし、あなたが僕に感謝してくれているのも理解している。しかし、僕はもう35歳だし、違う道でサッカーを楽しみたいんだ』と答えた。

バルセロナのためにプレーをするのは大きなストレスも伴う。それを誰もがこの17年間見てきただろう。競争しなければならないし、勝たなければならない。それは本当に重圧がかかることだ。

(そしてドアを開けて去って行った)

正直に言えば、これ以上に良い別れ方はなかったと思う。僕は愛されていた。人々も感謝してくれている。大きなパレードを行い、皆が感謝してくれて、僕もその全てに感謝をした。

我々が成し遂げたことは驚くべきものだ。人生の最後までそれを覚えている」

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