レアル・マドリーからの退団が噂されるGK、イケル・カシージャス。

昨季はディエゴ・ロペスが正GKとして起用されたためリーガでの出場はラスト2試合のみであったが、今季は再び正GKとして起用されたほか、CLの舞台でも多くの試合でゴールマウスを任された。ただ34歳という年齢を迎え、かつてほどの絶対的な存在ではなくなっているのも確かで、クラブは若きダビド・デ・ヘアの獲得に躍起になっていると伝えられている。

そんなカシージャスについて、『Opta』がこんなデータを提示している。

なんでも「2014-15シーズン、イケル・カシージャスはリーガのどのGKよりも多くのセーブをした」という。その数は131セーブ。

ただし、試合数は47となっており、リーガに限らず全ての大会を通じてのものだという。カシージャスの47試合は「リーガ32+スーペル・コパ2+UEFAスーパーカップ1+CL10+クラブW杯2」という計算だと思われるので、これは試合数の点でかなり優遇されていると言えそう。

その点、評価されるべきなのは3番目の118セーブを記録したエイバルのGK、シャビ・イルレタかもしれない。2部から昇格したチームの守護神としてリーガ33試合に出場(コパでの出場はなし)したのみで、文字通り相手チームからシュートを浴びせられていたはずだ。

また、リーガとカップ戦で別々のGKが起用されたバルセロナ勢はここにはランクインしていない。おそらく相手に打たれたシュートも多くなかったのだろう。

ちなみに、今季の*サモラ賞を獲得したバルサGKクラウディオ・ブラボはリーガ37試合で失点数はわずかに19(1試合平均だと0.51)。カシージャスはリーガ32試合で35失点。1試合平均では1.09となり、これはブラボ、ジエゴ・アウヴィス(バレンシア)、セルヒオ・アセンホ(ビジャレアル)に次ぐ4番目の数値であった。

*リーガにおいてシーズンの1試合平均失点が最少だったGKに贈られる賞

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介