5月30日、『Gazzetta dello Sport』は「ACミランに所属しているFWアキム・マストゥールは、モロッコ代表を選択することを決めた」と報じた。
アキム・マストゥールは1998年生まれの16歳。レッジョ・エミリア生まれのイタリア人であるが、モロッコにルーツを持っていることで知られている。
14歳でレッジアーナから50万ユーロ(現在のレートでおよそ6800万円)でミランに買い取られ、ユースでは圧倒的な技術を見せつけて「天才」と呼ばれ、将来を嘱望されるタレントとなった。
今季はトップチームで公式戦には出場していないものの、冬に行われた中東遠征では出場機会を獲得し、親善試合でもその才能を見せつけた。
モロッコサッカー連盟は5月26日に来月のアフリカネイションズカップ2018予選に向けたメンバー28名を発表しており、その中にはマストゥールの名前が入っていた。
今回の試合は公式戦であるため、もし選出されて1分でも出場すればイタリア代表の権利を喪失することとなる。なお、その際にはモロッコ代表史上最年少でのデビューとなる。