レアル・マドリーのゴールマウスを長く支えてきたGK、イケル・カシージャスに対する風当たりの強さは増す一方だ。
今季は新加入のケイロル・ナバスとのポジション争いを制し、コパ・デル・レイ以外でレギュラーを務めてきた34歳の守護神。チームは前半戦こそ公式戦22連勝を収めるなど「歴代最強」との声も上がっていたが、年が明けてから調子に陰りが見え始めコパで敗退を喫すると、今月はCL、そして最後の頼みであったリーガでも優勝を逃してしまった。
こうした状況にファンは大きな不満を抱いており、標的とされている一人が全盛期に比べて衰えの隠せないカシージャス。マンチェスター・ユナイテッドから同じスペイン代表のダビド・デ・ヘアを獲得するという噂も“白いハンカチ”の勢いを強めている。
そうした中、17日のエスパニョール戦で目撃された彼のこんな行為も話題に。
CL敗退直後に迎えたこの試合、ナバスの控えとしてベンチに入ったカシージャスだが、試合中にスマートフォンをたびたび操作。おそらく同時間帯に行われていたアトレティコ・マドリー対バルセロナの経過をチェックしていたのだろう。
ただ、試合に臨む選手、しかもキャプテンとしてこれが正しい態度なのかと非難を浴びている。たしかに、特に年配のサポーターなどには気になる姿かもしれない。
1999年のデビュー以降、レアル・マドリー一筋で輝かしいキャリアを積んできた「サン・イケル」。彼はこの夏、果たしてどのような選択をするのだろうか。