来シーズン限りでバイエルンとの契約が満了するジョゼップ・グアルディオラが、次の行き先としてマンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッドの間で悩んでいると報じられている。
次期シティ監督として噂されているグアルディオラ。バイエルンとの契約延長するかについては明言を避けており、去就は不透明な状況にある。バルセロナやバイエルンで実績を残してきた指揮官の去就はフットボール界における大きな関心事の1つだ。
グアルディオラのシティ行きが盛んに報じられている理由の1つは元バルセロナ関係者の存在がある。チーフ・エグゼクティブのフェラン・ソリアーノとフットボールディレクターのチキ・ベギリスタインはグアルディオラの良き理解者であり、カンプ・ノウで栄光を共にした間柄。グアルディオラにとっては心強い存在に違いない。
今シーズン無冠に終わったシティが残り1シーズンとなったマヌエル・ペジェグリーニとの契約を遵守する可能性が高いのも、グアルディオラ招聘のための下地であるという意見もある。
しかし、グアルディオラ本人はシティよりもユナイテッドへ行くことを望んでいる可能性があるという。
『Manchester Evening News』が報じるところによれば、44歳のグアルディオラは、現ユナイテッド指揮官のルイス・ファン・ハールが来シーズンどうなるかを見て決断するつもりだという。ファン・ハールとユナイテッドの契約は来シーズンいっぱいとなっており、現時点で将来は不透明な状況にあるからだ。
今シーズン、ファン・ハールは最低限の目標であるトップ4を確保した。来季は再建中ながらもタイトルへの挑戦が義務付けられる。結果を残せなければ解任という可能性もあるが、その時点でグアルディオラの去就が決まっているかもしれない。ユナイテッドのチーフ・エグゼクティブを務めるエド・ウッドワードとしては非常に悩ましい状況だろう。