5月18日、『Gazzetta dello Sport』は「リールに所属している元フランスU-21代表DFセバスティアン・コルシアは、イタリア代表入りに興味を持っていることを明かした」と報じた。
セバスティアン・コルシアは1990年生まれの24歳。ル・マンの下部組織出身で、2009年にトップチームにデビューしている。その後ソショーを経て昨年リールに加入し、レギュラーとして活躍を見せている。
本職はサイドバックであるが攻撃力を武器にしている選手で、クロスの精度や足下の技術が魅力。リールでは中盤で起用されることも多かった。
彼の母親はミラノ出身のイタリア人であり、かつてはユヴェントスへの移籍を目指して交渉しているという話もあった。まだフランスのフル代表でキャップはなく、イタリアに招集される権利もある。
インタビューでコルシアはフランス代表が夢と語りながらもイタリアにも興味を持っていることを明かしている。
セバスティアン・コルシア
「(2重国籍に関する思い出は?)
2006年ワールドカップの決勝戦だね。自宅で常に緊張があるような試合だった。最終的に僕がPSGのファンになった理由でもある(笑)父がユヴェントスファンで母がミランファンでね。
2つの文化の中で生まれ育った人は、それを選択するのがいかに難しいかを理解できる。ただ、僕はPSGのジュニアでプレーして、クレールフォンテーヌに行き、フランスのユース代表でキャプテンを務めた。論理的にはフランスを継続することになる。ただ、これは自動的にそうなるものじゃない。
僕はまたイタリアにも基盤を持っている。母のことだけじゃない。多くの親戚がミラノに住んでいるし、良くそこを訪れる。イタリア語も話せるし、セリエAもよく見ている。
もしコンテ監督から呼び出しがかかれば、真剣に考えることになるよ。しかし、正直に言えば代表チームからは何も接触はないんだ。デシャンの方からもね」