5月19日、『Daily Independent』はナイジェリアサッカー連盟のマーケティング&スポンサーシップ委員長を務めているエメカ・イニャマ氏は、ナイキとの契約に怪しげなものはないと話した」と報じた。
昨年12月31日にアディダスとの契約が満了となり、ユニフォームを提供してくれるスポンサーがなくなっていたナイジェリア代表。先日ようやくナイキとの契約が発表され、U-20ワールドカップや女子ワールドカップには新ユニフォームが提供されることになった。
メディアからは契約金が非常に安いこともあってこの合意を批判する声もあったが、それに答える形でイニャマ氏はこの数ヶ月の状況を説明した。
エメカ・イニャマ
(ナイジェリアサッカー連盟マーケティング&スポンサーシップ委員長)
「連盟が行ってきた全ての努力によって、サッカー界の発展を助けるためのパートナーを確保した。我々はあらゆるメディアの支持を期待している。
メジャーなところからは支持の声があった。それは感謝している。しかし、マイナーなセクションからは我々の契約に否定的な報告が出ていたのが残念だ。
最初に、批判する者が言うような5年の契約ではない。これは3年半だ。陰険な取り引きがあったわけでもない。そして、我々は既にトップレベルの階層にはいないのだ。
一つ質問をしよう。我々はU-17ワールドカップ、アフリカネイションズカップ、アフリカユース選手権、アフリカ女子選手権に勝って、FIFAワールドカップでも決勝トーナメントに進んだ。
なのに、なぜアディダスが撤退したのか?考えてみて欲しいよ。
プーマとアンダーアーマーは、我々に関心を示さなかったブランドの中の2つだ。ナイキも同様に気が進まないようだった。A代表がアフリカネイションズカップに出場できなかったという時に交渉をしていたことを忘れないで欲しい。
ナイキは気が進まなかったが、我々連盟を運営している人々を調査した後に同意してくれた。信頼して取り引きが出来ると言ってくれたのだ。
連盟会長とマーケティング委員会理事長は、ナイキを得るための努力を賞賛されなければならない。試合や大会に参加する代表チームのためジャージを用意しなくてもよくなり、ようやく最大で300万ドル(およそ3億5000万円)を節約できたのだ。
契約に報酬がないというのは嘘だ。我々が国際的な大会に出て活躍した際には、ボーナスの交渉を行える。適切なタイミングで、我々は全ての合意について公表したい」