2月18日、『Ahram』は「エジプト・プレミアリーグのザマレクは、練習参加を拒否したMFオマール・ガバルに対して苦情を申し立てている」と報じた。

この問題の発端は2月8日に行われたザマレク対ENPPIの試合で発生した暴動事件。

チケットを持たないザマレクのウルトラスがスタンドに侵入しようとしたことがきっかけとなって治安部隊との衝突が発生し、20名以上が死亡する惨事となった。

最終的に試合自体は続行されているのだが、ザマレクに所属しているオマール・ガバルは、暴動で死亡者が出ていることを聞き、試合を中止すべきと主張。スターティングメンバーに入っていたものの、プレーすることを拒否していた。

そして、オマール・ガバルは16日の月曜日にトレーニングに再合流したのだが、ここでまたクラブとの間で軋轢が発生した。

クラブ側はオマール・ガバルに対し、調査が終了する22日までの間ユースでの練習を命じた。これを受けて、選手はクラブに対して苦情を申し立てるとともに、練習への参加自体を拒否することに。

そして、18日にはこれに対してクラブ側が逆にオマール・ガバルに苦情を申し立て、正式な許可を得ずに練習への参加を拒否していると批判した。

さらに、『Kingfut』は「ザマレクの練習場アル・ハダフが放火された」と報じた。まだ犯人は分かっていないが、数人のグループによって行われた犯行であるという。

エジプト・プレミアリーグは来週再開に向けた会議が行われることが決まっているが、2012年の大きな暴動事件以来悪いニュースばかりが続いている状況となっている。

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