『Mundo Deportivo』や『La Opinion』など各メディアは「リーガ・エスパニョーラのマラガCFは、中国のコンソーシアムに株式を売却する交渉を進めている」と報じた。
現在リーガ・エスパニョーラで8位と好成績を残しているマラガであるが、現在オーナーを務めているカタールの王族シャイフ・アブドゥラー・ビン・ナースル・アル・タニが投資を滞らせているために経済難に陥っており、今季活躍しているノルディン・アムラバトを買い取る350万ユーロ(およそ4億5000万円)の調達にも苦しんでいる。
そんなクラブに対して現在中国のビジネスマンによるコンソーシアムが買収に動いているとのことで、株式は最大で95%まで売却される可能性があるとのこと。残りの5%については元スペイン代表DFのフェルナンド・イエロ氏など少数株主に残ることが予想されている。
交渉については「軌道に乗っている」と報じられており、今後うまく行けば株式の譲渡が行われ、500万ユーロ(およそ6億5000万円)の投資が注入され、今後3年間でワールドクラスのトレーニング施設が建設される計画もあるという。
そして、中国側にとってはスペインでのコーチ研修やインターンシップ、選手の留学や移籍などでマラガから利益を得る形になるとのこと。
近年中国の実業家は欧州のサッカー界に滲出しており、先日はアトレティコ・マドリーが大連ワンダグループに株式を売却したことが話題となった。
また、スペイン以外では現在イタリアのACミラン(タイ富豪の方を選択した可能性が高い)、イングランドのアストン・ヴィラ、フランスのソショーなどが中国の実業家グループと交渉を行っていると言われている。