6月6日、リーガ・エスパニョーラのマラガで会長を務めているアル・タニ氏が、自身のツイッターでクラブを離れると発表した。

シャイフ・アブドゥラー・ビン・ナースル・アル・タニ氏は1967年生まれの45歳。カタール王室の生まれであり、実業家としても知られる。

2010年6月にマラガを3600万ユーロで買収して会長となり、11/12シーズンにはリーグ4位という結果を得てチャンピオンズリーグにも出場。準々決勝にまで進出する成功を収めた。

しかしある時期から資金難が噂されるようになり給与の支払が滞るとともに、スペイン代表MFサンティ・カソルラや元フランス代表MFジェレミ・トゥラランなど中心選手の退団も相次いだ。

クラブ所有権が売却されるという噂はその頃からずっと流れていたが実現はせず、アル・タニ氏が会長を勤め続けてきたものの、今回突然「敬意も感謝も平等もない」とツイッターに投稿し、退任する意向を示した。

なおアル・タニ氏が会長職を離れるとしても後任が必要となり、来季の予算も作らなければならないため、もしこれが本気であればクラブにとってはかなりややこしい事態となるだろう。

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