4月27日に行われたイングランド・FAユースカップ決勝。チェルシーが2試合合計5-2でマンチェスター・シティを破り、2年連続6回目の優勝を飾った。

全世界から粒ぞろいの才能が集まってくることで知られるイングランド。ユースカップで活躍した選手たちは今どうしているのか? 決勝戦に出場した選手の現在を調べてみよう。

今回は少し時間を遡り、2005年の決勝でイプスウィッチ・タウンに敗れて惜しくもタイトルを逃した「育成の名門」サウサンプトンユースを特集。

GK:アンドリュー・マクニール

現所属:エアドリーオニアンズ(スコットランド3部)

2003年にセインツの下部組織に入団したGK。トップチームには上がれずハイバーニアンでプロデビューし、スコットランドU-21代表にも選出されたものの、2009年に退団後はモントローズ、ライス・ローヴァーズ、リヴィングストンとクラブを渡り歩いた。

ワイボップ・ユナイテッド、ホークス・ベイ・ユナイテッドとニュージーランドのセミプロも経験。現在はスコットランド3部でプレーしている。

DF:クレイグ・リチャーズ

現所属:不明

期待されたセンターバックで、2005-06シーズンにはトップチームに昇格しているものの出番はなし。その後のキャリアについてはサリスバリー・タウン、ブラックリー・タウン、ルイスなどに所属したというデータがあるが、2010年あたりからは不明である。

DF:セバスティアン・ワリス=テイロル

現所属:リジュー(フランス8部)

フランス人DF。レギュラーで出場した決勝戦の終了後すぐに放出されており、その後はハヴァント&ウォータールーヴィル、ボグナー・レジス、ルイスとノン・リーグへ。2009年に帰国し、それからバス=ノルマンディー地域リーグのリジューで中心選手として長くプレーしている。

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