夏の移籍ウィンドウでブレンダン・ロジャース監督がストライカー陣を整備するのは間違いない。昨年の夏にルイス・スアレスをバルセロナに売却した影響は大きく、ロジャース自身がそれを認めている

昨年の夏にミランから獲得したマリオ・バロテッリは失敗だったと言わざるを得ない。ロジャースとしてはバロテッリのピッチ外での問題に目をつぶってもマンチェスター・シティ時代の実績を評価したはずだが、16試合で1ゴールと期待を裏切ってしまった。リヴァプールとバロテッリは2018年までの契約を結んでいるが、代理人は辣腕ミーノ・ライオラ。構想外であることを告げた場合、移籍先をあっさり見つけるかもしれない。

昨年の夏にサンダーランドへの移籍話を断ったイタリア人FW、ファビオ・ボリーニは今夏も放出候補。ローマやサンダーランドでの実績、24歳という年齢を考えると獲得を名乗り出るクラブは多いはずだ。2017年までの契約があるため、移籍金もそれなりに見込めるだろう。

イングランド代表のベテランFW、リッキー・ランバートも放出の可能性がある選手。33歳のランバートは昨年の夏にサウサンプトンから加入したが、リヴァプールでは途中出場がメイン。来年の夏までの契約を有しているが、アストン・ヴィラのクリスティアン・ベンテケを獲得するための条件の一部になるという噂や、古巣サウサンプトンに戻るという噂がある。

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