欧州各国リーグの優勝争いが大詰めを迎えているが、昇格あるいは降格のニュースもそろそろ届く頃。

27日、イングランド2部に相当するフットボール・リーグ・チャンピオンシップでも歓喜に沸いたチームがあった。

そのチームとは、ボーンマスである。"The Cherries"の愛称で知られるボーンマスは、この日行われた第45節ボルトン戦に3-0と勝利。これにより、自動昇格圏である2位をほぼ手中に収めたのだ。

チャンピオンシップではすでにワトフォードが昇格を決めていた。

ボーンマスは3位ミドルズブラと勝ち点差3差であるため厳密に言えば昇格はまだ決定しないが、両者の間には19の得失点差がある。そのため、仮に最終節でボーンマスがチャールトンに敗れたとしても、19点差をつけられなければ昇格となる。そういった事態はまず考えにくく、事実上昇格が決定した形だ。

5シーズン前までは4部に在籍し、2シーズン前までは3部に在籍したボーンマス。125年の歴史を持つチームだがトップディビジョンに昇格するのはこれが初めてのことであり、タイムアップのホイッスルが鳴るとサポーターは一斉にスタジアムへと流れ込んだ。この夜ボーンマスが成し遂げたのは、それほど歴史的なことであったのだ。

さて、プレミアリーグへの昇格をほぼ決めたそんなボーンマスだが、かつて中村俊輔とともにセルティックで活躍し、昨シーズンまでサウサンプトンに所属していたGKアルトゥル・ボルツや、驚異的な身体能力を持つトリニダード・トバゴ出身FWケンウィン・ジョーンズといった日本のファンにもお馴染みの選手が在籍している(ともにローン)。

他にもプレミアリーグ経験のある選手がいるのだが、実はあの名フリーキッカーも所属していた!

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