『Daily Mail』や『Mirror』など各メディアは『Sunday Times』の報道を引用して「デイヴィッド・モイーズ氏は、マンチェスター・ユナイテッド時代にウェイン・ルーニーの移籍を引き留めたことを明かした」と報じた。
2013年夏、サー・アレックス・ファーガソン氏の後を継ぐ形でマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任したデイヴィッド・モイーズ。ご存じの通りチームの成績は低迷し、シーズンを終えることなく解任されることになった。
現在スペインのレアル・ソシエダで指揮を執っているモイーズ監督は、取材に対して以下のように話し、ルーニーに退団の可能性があったことを明かしている。
デイヴィッド・モイーズ レアル・ソシエダ監督
「私はウェイン・ルーニーに注目している。私は彼を16歳でデビューさせたが、現在ではマンチェスター・ユナイテッドのあらゆる得点記録を破る寸前にいる。
それは短い時間だった。しかし、彼はどんな英国の選手にも劣らないと感じていた。例えどこでプレーしていても偉大なサッカー選手であり、最も重要な存在であり、いつもゴールを決められる。
今となっては、私は大いに喜んでいる。なぜなら、チェルシーが彼に近づいていたからだ。
ジョゼ・モウリーニョは彼に興味を持っていたが、我々はビジネスをするつもりはなかった。彼を残すために戦う必要があった。
(ユナイテッドで再会したときのルーニーについて)
私は、彼が少し闘争心を失ったと感じた。ウェインはいつだってファイターだった。
彼は技術的に高い選手で、ボールを持てば何でも出来るが、しかしその背後にはタフさがある。彼のサッカーには喧嘩屋の心が宿っていた。そして、それを少し失ったような気がした。
彼もそれには同意していたと思う。おそらく『もう少し積極性を取り戻さなければならない』と考えていたのではないか」