マンチェスター・ユナイテッドを四半期以上にわたり指揮したサー・アレックス・ファーガソン氏。2012-13シーズン限りで監督業から退任し、その際、後任として指名したのは同じスコットランド人でエヴァートンで長く結果を出したデイヴィッド・モイーズ氏であった。
そういった経緯もあり、“The Chosen One(選ばれし男)”と呼ばれたモイーズ氏。これは、“Special One(特別な男)”と自身で名乗ったモウリーニョ監督の愛称を真似たもの。結果的にはその冒険は失敗に終わったが、オールド・トラッフォードのストレッドフォード・エンドに掲げられた巨大フラッグは多くのファンが目にしたことだろう。
Manchester United fans to auction ‘The Chosen One’ banner for charity http://t.co/NqNhK4FeFW (Photo: Sportsphoto) pic.twitter.com/NWLBx9ZnQ8
— Guardian sport (@guardian_sport) 2014, 12月 30
では、この巨大フラッグは今どこにあるのだろうか?きっと使いように困っているはずだが、英国『Guardian』がその詳細を伝えている。
記事によれば、ユナイテッドのサポーターグループはこれをチャリティ目的のオークションにかけようと検討しているのだという。サポーターグループに所属するアンドリュー・キダッフ氏によれば、ユナイテッドはこのフラッグを回収する必要があると話しており、英国のナショナル・フットボール・ミュージアムも収集に積極的であったという。
しかし、彼らはチャリティ目的としてオークションに出品することを決めたようだ。このグループは過去にもオレ・グンナー・スールシャールのフラッグをオークションで2000ポンドで売却し、チャリティに寄付した実績がある。
ちなみに、今回のフラッグ製作には450ポンドを要したよう。