4月16日、イタリアサッカー連盟(FIGC)は「金融上の不正が確認されたため、セリエAに所属しているパルマから4ポイントの勝ち点を剥奪する」と公式発表した。

深刻な経営難に見舞われ、先月正式に破産宣告を受けることになったパルマ。今季に入って2度の勝ち点剥奪処分を受けていたが、今回さらに4ポイントが差し引かれることとなった。

パルマは5勝4分け21敗に3ポイントのマイナスが加わって勝ち点は16となっていたが、さらに今回の処分で12まで切り下げられることになる。順位は最下位であるため変化はない。

もし残りの8試合すべての勝利を収めれば残留の可能性は残るものの、これによって降格は決定的となった。

また、パルマFCの現経営陣は公式サイトで「イタリアサッカー連盟との会談において、4月30日までにスポーツ部門の債務の削減が可能かどうかを判断することとなった」と発表している。

この締め切りが過ぎたところで、裁判所が今後の活動が可能か、あるいは即座に企業活動を停止させるかどうかを判断することになるという。

パルマは2億1800万ユーロ(およそ279億円) に及ぶ莫大な総負債を抱えており、そのうちスポーツ部門は7400万ユーロ(およそ95億円) 。

これを削減するために現在裁判所から派遣された会計士が新たな所有者を探して動いているものの、まだ支援してくれる者は現れていない。選手やスタッフも昨年7月から滞納されている給与はまだ受け取っていない。

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