サッカーの中でも非常に特殊なポジションであるゴールキーパーにスポットを当てたアート作品の展示が、神奈川県横浜市で行われている。

横浜の初黄・黄金町エリア(京急線日ノ出町駅~黄金町駅間)では「アートによるまちづくり」を行っており、その中で、4月3日(金)より開催中の展覧会が飯川雄大氏による『ハイライトシーン』だ。


(c)黄金町エリアマネジメントセンター

得点や勝敗に向けて緊張感あふれるシュートやプレーが続く試合の間、ゴールキーパーたちに起こる不自然な状況。

一貫してゴールキーパーにフォーカスした映像が流れる今回の展示では、彼らを「覗き見る行為」を通し、「スポーツ観覧」は個人の役割についての問いかけへと変貌していく――。

最終日には関連イベントとして展覧会のキュレーターと飯川氏のほか、スペシャルゲストを招待し、作品およびサッカーにまつわる話をする「ギャラリートーク」が開催される。

概要

展覧会 飯川雄大『ハイライトシーン』
[会期]2015年4月3日(金)~4月26日(日) 11:00~19:00
[休館日]月曜日
[会場]高架下スタジオSite-Aギャラリー(横浜市中区黄金町1-6番地先)
[入場料]無料
[主催]認定NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター
[ウェブ] https://www.koganecho.net/contents/event-exhibition/event-exhibition-1330.html

会期中のイベント

本展キュレーター+飯川雄大+スペシャルゲストの3人によるギャラリートーク
[開催日]2015年4月26日(日)
[時間]17:00~18:00
[会場]高架下スタジオSite-Aギャラリー(横浜市中区黄金町1-6番地先)
[参加費]無料

ゴールキーパーはピッチ上で唯一手が使えるほか、11人の中で出場できるのは常に一人と、他のポジションとは位置づけがかなり異なる。

だからこそその行動や内面は、巨匠ヴィム・ヴェンダースが初期の作品『ゴールキーパーの不安』(1972)でも描いたように非常に興味深い。今回の展覧会もそれを“覗き見る”良い機会といえるかもしれない。

会場などの詳細は上の公式サイトから。

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