4日に行われたリーガ・エスパニョーラ第29節セビージャ戦で、左膝前十字靱帯を断裂したアスレティック・ビルバオFWイケル・ムニアイン。全治7ヵ月という診断が下っている。
Muniain stretchered off with suspected knee injury
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— AS English (@English_AS)
2015, 4月 4
小柄だがすぐには倒れない粘り強さがあり、試合終盤になっても息切れを見せない持久力の高さも備えるムニアインは、次世代のスペインを担うタレントとして注目を集めていた。2011-12シーズンのUEFAヨーロッパリーグではあのオールド・トラッフォードでマンチェスター・ユナイテッド相手にチームを勝利に導く決勝ゴールをあげ話題となった。
そんなムニアインの早期回復を願い、ビルバオの選手たちが粋な演出を見せた。
9日に行われたホームでのバレンシア戦、選手たちは"ANIMO MUNI(頑張れ、ムニ)"と書かれたメッセージTシャツを着用し、サン・マメス・バリアに登場したのだ。
この日、スタンドにはムニアインが観戦に訪れていた。そういったことをチームは把握していたのだろう。これから過酷なリハビリ生活を控えるムニアインに向け、エールを送ったのだ。なんと仲間想い!
なお、スペインでは大怪我をした選手に向けてチーム全員でこうしたメッセージTシャツを着用することがあり、以前レアル・マドリーの選手たちは、前十字靱帯断裂で全治6ヵ月と診断されたエステバン・グラネロに向けて激励していた(グラネロは当時レアル・ソシエダに在籍していた)。
ちなみに、ビルバオ対バレンシアの試合は0-1とバレンシアのリードで進んでいたが、試合終了間際の90分、ビルバオFWアリツ・アドゥリスが劇的な同点ゴールをゲット。その後、ムニアインに向けこんなジェスチャーをしていたようだ。
チームメイトの絆を感じさせるシーンであった。