19日、日本代表のヴァヒド・ハリルホジッチ監督は今月に予定されている国際親善試合に向けた日本代表メンバーを発表した。
それはまるで、「マイケル・サンデルの白熱教室」のようだった。
記者会見が始まるとハリルホジッチ監督は椅子から立ち上がり、前方の方へとやって来た。そして水を一杯口に含み、マイクの前で話し始めた。
国際親善試合に向けた代表メンバー発表記者会見は、一般的には記者向けに紙媒体によるリストが配布されており、監督が口にする直前にその顔ぶれが判明することが多い。しかし、ハリルホジッチ監督は自らが用意したプロジェクターを用い、1人1人名前を読み上げていくスタイルで今回の代表メンバーを発表した。
会見の様子はYoutubeで中継されていたが、まるで何かのレクチャーを受けているかのような錯覚に陥った人もいるかもしれない。今回は、情熱的なそんなハリルホジッチ監督の記者会見全文を書き起こす。
今回発表された日本代表メンバーはこちらから
霜田 正浩(日本サッカー協会 技術委員長)
皆さんこんにちは、霜田でございます。
6月のW杯の予選の前に3月の大事な2試合になります。まずはこの大事な2試合を特別協賛していただいたキリングループ様、JAL(日本航空)様にはこの場をお借りして感謝の意を表したいと思います。ありがとうございます。
この6月のため大事な2試合を、短い準備期間ではありますが新監督に指揮をとってもらえて嬉しく思っております。良い準備ができるように、あくまでも勝利にこだわった良い試合を2試合やりたいと思いますので宜しくお願いします。