-就任後に早速、ベトナム女子リーグの第1節(3月5日開幕)を視察されましたが、実際に見て、まずどんな印象を持ちましたか?
まず国民性なのかもしれませんが、選手たちからは非常にまじめな印象を受けました。日本の選手と比べると、まだまだ技術的には改善の余地がありますが、そこが伸び代になってくるのかなと感じました。
具体的には、中盤でタメを作ったり、パスを回したりするような時間が極端に短いように見受けられました。何本かパスを繋いだ後は長いボールで打開を図っていて、そのボールの精度も良かったり悪かったりで安定していません。
ピッチの問題もあるのでしょうが、そういったところを改善できれば、ボール保持率を上げられるかもしれないし、もっと確実なチャンスを数多く作れるんじゃないかと感じました。
-今後の代表監督としての仕事についてですが、現在分かっている範囲でお聞かせ願えますか?
まだ確定ではないですが、5月のAFFの大会(東南アジア女子サッカー選手権)に先駆けて、4月10日前後から第1次の合宿を組もうということになっています。ただ、それがどれくらいの日程になるのか、そのまま大会に臨むような形になるのかは未定で、その辺りは今後、協会と協議していく予定です。
現在、セントラル開催で行われている女子リーグが3月最終週までありますから、疲労のことも考えると、どれくらいの選手をどういった形で招集して、どんなトレーニングをしていくのかということを、今後リーグ戦を観ながら考えていく必要があると思っています。
記事提供元: 「サッカーベトナム女子代表の乗松隆史監督に直撃インタビュー(前編)@Vietam Football」
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