日本サッカー協会(JFA)は、ベトナムサッカー連盟(VFF)の要請を受け、日本人指導者の乗松隆史氏を女子ベトナム代表監督として派遣する。契約期間は2015年3月1日から2016年1月31日まで。
なお、男子の代表チームには昨年、日本人の三浦俊也監督が就任しており、これでベトナムのサッカー代表チーム監督は男女共に日本人指揮官が務めることになった。
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乗松氏は、兵庫県西宮市出身の46歳。これまでにガンバ大阪やヴィッセル神戸、徳島ヴォルティスなどのJリーグのユースチームで指導した経験を持つが、女子チームの監督を務めるのは今回が初めてだという。
女子ベトナム代表(通称:ゴールデンガールズ)は、東南アジアの強豪国の一つとして知られており、昨年の女子アジアカップではプレーオフでタイに敗れたものの、ワールドカップ初出場まであと一歩に迫った。また、仁川アジア大会ではメダルに届かなかったものの、ベスト4に進出している。しかし、最近の代表チームは高齢化が進んでおり、新監督には、チームの若返りと更なる強化が求められる。
乗松氏は訪越後、代表メンバー選出のため、3月5日に開幕するベトナム女子リーグを視察する予定。なお、女子ベトナム代表は4月中旬に招集され、5月末にホーチミン市で行われる東南アジア女子サッカー選手権に出場、その後は9月の五輪予選に出場する。
乗松隆史(のりまつ・たかし)氏の指導歴
2000~ガンバ大阪ジュニア
2001~ガンバ大阪ユース
2002~ガンバ大阪ジュニアユース
2003~ガンバ大阪ユース
2006~ヴィッセル神戸
2007~ヴィッセル神戸ジュニアユース
2008~2009 徳島ヴォルティスU-13
2010~2013 FC琉球アカデミーダイレクター兼U-15監督
2014~FC琉球アカデミーダイレクター