3月17日、『Mirror』など各メディアは「元フランス代表MFエマニュエル・プティは、『France Football』のインタビューでアーセン・ヴェンゲル監督の欠点を語った」と報じた。

モナコ、アーセナルで師弟関係となり、長く共に仕事をしたヴェンゲルとプティ。弟子から見て、彼の欠点は頑固すぎることであるようだ。

エマニュエル・プティ

「(アーセン・ヴェンゲル監督について)

彼はワーカホリック(仕事中毒)だ。仕事のために生きているような男だよ。

異常なほどのサッカーへの情熱を持つ。彼自身の人生を生きることを忘れていて、切り離すことは出来ないんだ。

彼は35年間指導を続けてきた。私は30歳あたりの頃から知っているが、何も変わっていない。それはある意味では欠陥ともいえる。例え間違っているときでも、それを認識できないということだ。

彼は習慣を持っている。例えば、怒りやストレスを覚え、その事について考えなければならないとき、彼が裸足で芝生の上を歩く必要がある。『マトリックス』みたいにその要素と接触していなければならないんだよ!

サッカー選手という事以上に、彼は個々の人物に興味がある。人間関係を重視しており、細かい部分にも非常に気を配る。

本物の人間関係を作れなければ、選手を最大限に活用できないと彼は知っているからだ。まるでセラピストとその患者のように、選手との間に信頼関係を組み込んでくる」

【次ページ】盟友ティエリ・アンリについて