昨年創設されたJ3において、ブラウブリッツ秋田、福島ユナイテッドFCとともに東北勢の一角を占めるグルージャ盛岡。
2000年創設のヴィラノーバ盛岡をベースに、将来のJリーグ参加を目標に運営母体のNPO法人が2003年に発足し、「グルージャ盛岡」が誕生した。その後、財政難で経営陣が一新されるなど困難な時期もあったが(※クラブを追われた経営陣らが創設した、同じ盛岡市をホームとするFCガンジュ岩手も今では東北屈指の強豪に)、2005年に昇格した東北1部では常に優勝争いを展開。2013年にJリーグの準加盟クラブとして承認されると、翌2014年にはJFL以外から唯一の“飛び級"で初年度のJ3へ参入した。
当然のごとく苦戦が予想されたが、堅守からの速攻に徹する戦い方で、開幕4試合で3勝1分の無敗スタート。首位に立つとその後も鳴尾直軌監督率いるチームは大健闘を見せ、金沢、長野、町田、鳥取に次ぐ5位でフィニッシュした。
このオフは、経験十分の攻撃的MF小井手翔太に加え、前線に元サガン鳥栖で九州リーグ3年連続得点王の谷口堅三らを補強。さらに、グルージャ盛岡ジュニアユースから盛岡商業を経て、2013年にモンテディオ山形へ加入したボランチの谷村憲一が期限付き移籍で“帰還"している。
昨季、アウェイが本当に存在するのかを確認できず紹介しそびれてしまった盛岡。
サプライヤーは2011年からサポートを受けているスボルメで、ホーム(1st)はクラブカラーの白がベース。Y.S.S.C.と同一のテンプレートを採用しており、同じくクラブカラーである赤と黒を取り入れたV字型のストライプが印象的なアシンメトリーデザインとなっている。
変則的に次はGKホーム。こちらもホームと同じテンプレートで、引き続き黄色を基調にしたデザイン。ナンバーが水色の点がなかなか面白い。
ユニフォームスポンサーは、胸の「日盛ハウジング」と袖の「岩手県北自動車」が継続。背中は新たに「ライズ・コンサルティング・グループ」と契約を結んでいる。
画像は小さいがホームのセットは全身でこんな感じ。黒パンツ、白ソックスとの組み合わせが“グルージャ・スタイル"だ。
昨季、第24節のY.S.S.C.とのアウェイゲームでようやく登場し、おそらくこの1試合のみの使用だったアウェイ(2nd)。ニューモデルも赤をベースにしたデザインとなっている。(GKアウェイの青も昨季と同じ)
今季は10月の第34節に組まれている両者の対戦。この試合以外で“赤"の盛岡が登場するのかも密かに楽しみにしたい。
J3は明日15日にいよいよ開幕。盛岡は、いきなり試合なし!(※15日に行われたキックオフパーティーの動画を追加)
来週22日に行われる福島ユナイテッドとのアウェイゲームが開幕戦となる。