3月13日、『Gazzetta dello Sport』は「パルマの会長を務めているジャンピエトロ・マネンティ氏は、クラブへの支援を決めたイタリアサッカー連盟のカルロ・タヴェッキオ会長や、パルマ市長のフェデリコ・ピッツァロッティ氏を批判した」と報じた。
昨年から深刻な経営難に陥っているパルマ、2月に会長を引き継いだジャンピエトロ・マネンティ氏はクラブを救うために動いていると宣言しているが、これまでのところ従業員に給与は届いていない。
先日はイタリアサッカー連盟が資金の融資を決め、先週末のアタランタ戦は開催された。しかし19日に行われる公聴会の結果によっては、破産という最悪の結末を迎える可能性も残っている。
マネンティ氏は、既に金はあるが保証が必要なのだと話し、タヴェッキオ氏やピッツァロッティ市長の動きを批判した。
ジャンピエトロ・マネンティ パルマ会長
「何故私がまだ支払いを行っていないか?それは弁護士が働いている段階にあるからだ。保証が必要なんだ。私は他の人間の金を捨てるようなことはできない。
もし公聴会が行われる19日に倒産を宣告されるならば、私の投資はゴミ箱の中だ。金はここにある。そしてまだ払ってはいない。そこに保証が必要だからだ。
2月16日にはスタッフの口座への振り込みを――モンテ・パスキ銀行を通して行ったのだが、それは火曜日の朝にキャンセルされた。私はシエナの銀行本部に電話し、さらに海外オフィスにも電話したが、何の説明も受けられなかった。
彼らは、私が使用できないコードを使ったと言った。振り込みが受け入れられていた時に、コードは生成されたものだ。なぜ銀行が振り込みをした私と話さないのか理解できないよ。
一定の操作が形式化されるまでには時間が必要だ。しかし我々はその間に洗濯機を復活させ、エンニオ・タルディーニのピッチも直した。我々はウディネーゼ戦も、ジェノア戦も開催できるためのお金を持っていた。
私は、3月19日までに従業員が何かを受け取ることが出来ると保証している。それは既にプランにあるのだ。パルマを救うプランにね。
もちろん、誰かが破産を望んでいるならば別だ。私は、カルロ・タヴェッキオ(イタリアサッカー連盟会長)とフェデリコ・ピッツァロッティ(パルマ市長)のことについて話しているよ。
彼らは、どんなお金も費やしたくない会社の一部であるかのようにふるまっている。タヴェッキオは、快くパルマに投資しようとするアメリカの資産家がいると話し、私とは対話しない。クラブは彼とピッツァロッティのものではない。なぜ彼らが交渉をしたいのだ?
私はクラブを守れると信じている。彼らとは違ってね。金はイタリアから、そして海外からくる。マネーロンダリングのリスクは全くなく、適切に追跡され、ロシアの経済封鎖をかいくぐる必要もない。すでにイタリアに金はあるからだ。
我々は全体の借金をカバーするために、金を持っており、3月20日にそれを支払う。3月19日の公聴会で何が起こるかを見よう。
もし法廷が『パルマは倒産している』と宣言するならば、その原因はタヴェッキオにある。しかし私はそれが起こるとは思わない。
以前のオーナーであるデストラーゾ(レザルト・タチ氏の会社)が残留していたら、パルマはすぐに倒産していただろう。おそらく奴らはそのプランだったはずだ。破産によって全員が仕事を失うようにね」