3月9日、『Gazzetta dello Sport』は「イタリアサッカー連盟のカルロ・タヴェッキオ会長は、パルマに対してアメリカのヘッジファンドが関心を寄せていることを明らかにした」と報じた。
昨年から深刻な経営難に悩まされているパルマ。一時は本拠地エンニオ・タルディーニの備品が公的機関に押収され、電気もストップするような状況にあり、2試合が延期になる危機にあった。
しかし先日イタリアサッカー連盟が基金から500万ユーロ(およそ6億5000万円)の融資を決定し、先週末のアタランタ戦を開催することには成功するなど、一時的に状況は改善されている。
とはいえ、今月19日に裁判所による公聴会が行われることが決定しており、ここで再建が不可能と考えられれば破産申告を受けることになり、危機が去ったわけではない。
『金のベンチ賞』表彰式で講演をしたカルロ・タヴェッキオ会長は、パルマの状況に関して「アメリカからの関心が寄せられている」と発表した。
カルロ・タヴェッキオ イタリアサッカー連盟会長
「アメリカのヘッジファンドがどれくらいの規模なのかは分からない。しかし、パルマの負債は5000万ユーロ(およそ65億円)だ。誰にとっても介入することは難しいだろう。
パルマは、彼らのプレーしたいという欲求に答える形でフィールドに戻った。しかし彼らは多くの物事に依存した状態だ。第一に、裁判所の判断だ」