2月10日、リーガ・エスパニョーラのレアル・マドリーは「マドリー高等裁判所は、サンティアゴ・ベルナベウの改築工事計画を承認しなかった」と公式発表した。

この改築プランは2012年、レアル・マドリーから提出されたものを高等裁判所が承認していたという経緯があるものの、今回土地利用の計画について合意を取り消すという判決が下されたという。

レアル・マドリーはサンティアゴ・ベルナベウをより価値の高い施設にするため、3億2800万ユーロ(およそ433億円)の投資を行う計画だった。

競技場そのものの外郭デザインを変更し、開閉式の屋根を導入して全天候型のスタジアムに進化させるとともに、さらに周囲にはホテルやショッピングセンターなど複合的な施設を設置するなどしてビジネス面での強化を図る狙いがあった。

この計画については、今回の合意破棄に影響したかどうかは定かではないものの、不正な資金の調達があるのではないかという申し立てがあったことでも知られている。

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