2月7日、『Sky Italia』は「パルマの会長を務めていたエルミル・コドラ氏は、スロベニアに拠点を置く投資家グループにクラブを売却したと明かした」と報じた。
今季深刻な経営危機に陥っていることで大きな話題となっているパルマ。先日アントニオ・カッサーノが7か月に及ぶ給与未払いを訴えて退団しており、会長も今季だけで4人目の辞任となった。
12月に株式を購入して1月にオーナーとなったアルバニアの石油王レザルト・タチ氏は、昨日その過半数を売却したことを発表し、再びクラブは他の人物の手に渡った。
その売却先の情報は定かでなかったが、昨日まで会長を務めていたエルミル・コドラ氏は「スロベニアに拠点を置くグループ」と明かすとともに、クラブは買う前に言われていた状況とは全く違ったと話し、売るしかなかったと話した。
なお、パルマの未払い賃金などの支払い期限は2月15日に迫っている。
エルミル・コドラ パルマ前会長
「第三者にクラブを売り、すべての様々な状況を解決するために、短い期間しか有していなかった。我々はスロベニアに拠点を置くスロベニア人とイタリア人の投資家グループに株式を売却した。
クラブの経営状況は、我々がその前に伝えられたものとは全く違っていた。教えられた数字でプロジェクトの基礎を築いたのだが。
これは数というよりも時間の問題が大きかった。そんなに至急にクラブを救う決定をする必要があるとは言われていなかった。
最も良い解決方法は、それを再び売ることだと考えた。我々はこの事柄全体から何も得なかった。少なくとも、我々は移籍マーケットの行動でパルマにお金を蓄えた。
新しいオーナーが助けてくれることを望んでいる。このクラブは素晴らしい伝統を持っている」