2月6日、『L'Equipe』は「フランス・リーグアンのモナコからマルセイユに移籍したルーカス・オカンポスの取り引きが保留になっていた」と報じた。
2日の移籍マーケット最終日、モナコからマルセイユに期限付き移籍したオカンポス。買取オプションも付属しており、両チームもつつがなく合意した取引だった。ところがその4日後となる6日、モナコのフロントがルール違反に気付いたという。
LFP(フランスプロリーグ連盟)憲章には「クラブは一時的に7名の選手を放出することが可能である」と書かれている。つまり8名以上を貸し出してレンタル先でプレーさせることは不可能なのである。
モナコはこれまでポール・ナルディ(ナンシー)、マルセル・ティスラン(トゥールーズ)、クァンタン・エンガクトゥ、ジェローム・フォジョ(ともにアルル=アヴィニョン)、タフシル・シェリフ(オルレアン)、ジェシ・ピ(トロワ)、ドミニク・パンドール(パリFC)を貸し出しており、これにルーカス・オカンポスが加わり8名となっていた。
罰則を避けるためにモナコは緊急会議を開くとともに、パリFCに貸し出していたドミニク・パンドールを移籍からわずか3日で呼び戻すことを決定し、オカンポスの移籍を優先させることに成功している。
ただ一方のマルセイユでは、マルセロ・ビエルサ監督がこのトラブルによってクラブに対してまた不満を覚えていたという。