ジョバンニ・シメオネ、通称“ジオ"は1995年7月生まれの現在19歳。現在、アルゼンチンの名門リーベル・プレートに所属している。

父は現役時代にリーベルでプレーした経験を持たないが、指導者として招かれた2008年に息子ジオも下部組織へ加入し、そのままトップ昇格を果たしている。

リーベルといえば南米一の強豪ボカ・ジュニオルスの宿敵として知られるが、この2クラブは全く対照的だ。

マラドーナ、テベスのように貧民街出身でハングリー精神に満ち溢れた“漢くさいが闘える戦士"が揃うボカに対し、リーベルはその愛称が“ミジョナリオス"(=お金持ち)であるように、少し前で言うとアイマール、マキシ・ロペス、カベナギ、ガストン・フェルナンデスら、ブロンドヘアや甘いマスクの優男が多く、どこか勝負弱いお坊ちゃんクラブだ。

そういう意味で父は間違いなくボカ向きの選手だったが、超大物の“2世"であるジオはリーベルで育っただけに非常にスマートな選手で、それはゴール映像からも見て取れる。

まずはこれまでリーベルで記録した公式戦での4ゴールと親善試合での1ゴールのシーンをご覧頂こう。

以上がこれまでジオがリーベルの公式戦で記録した全ゴールである。次ページでは代表戦でのものを見ていこう。

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