1月18日、『Telegraph』は「イランサッカー連盟は、代表チームの選手にイスラム教の戒律に即していない女性サポーターと写真を撮ることを禁止すると通告した」と報じた。
現在オーストラリアで行われているアジアカップに臨んでおり、決勝トーナメント進出を決めたイラン代表。オーストラリアには移住者や駐在者が7万人いるといわれており、数千人が応援に訪れている。
ワールドカップでも良い戦いを見せた彼らの人気は上昇しており、もちろんファンと交流で写真を撮る機会も増加。SNSに彼らとの記念写真がアップされることも多くなった。
ところがイランサッカー連盟はこれを問題視。イスラムの戒律に従っていない女性との写真は、今後ファンが恐喝目的に利用する可能性があると主張するとともに、これに違反した選手には罰則を与えることを通告したという。
アリ・アクバル・ムハンマザデー イランサッカー連盟懲戒委員会会長
「選手は、女性のファンとのセルフィー(自画撮り)でポーズをとることは許されない。その女性たちは、その写真を我々の国に対しての政治的な恐喝目的で使うかもしれない。選手をハラスメントで訴えるための材料にするかもしれない。
選手が我々の明確な指示に従って行動することを拒否するならば、彼らに対処する以外に方法はないと考えている」