1月17日に開幕を迎えたアフリカネイションズカップ第5日目。初戦で前回大会準優勝のブルキナファソを2-0で粉砕したガボンと、あまりいいところがなく赤道ギニアに辛うじて引き分けたコンゴ共和国との試合だ。

圧倒的ではないか、ガボンは......

前半は完全にガボンの試合だった。ポルトガル人指揮官のジョルジュ・コスタ氏が率いるガボンは、中盤を支配するサッカーが特徴だ。鋭い縦パスと前線の流動性、機動力とテクニックでゴールに向かってくる。

前節はアンカーに攻撃的なエンドングを入れていたことからカウンターの対処に脆弱さが垣間見られたものの、今回はそれを修正するために守れるアンドレ・ポコを底に配置。バランスも向上していた。

エケレ・マンガやエンドング、そして切れ味鋭い司令塔マディンダがバシバシ縦パスを通し、相手を押し込み攻め立てる展開。前半は試合を動かすことがなかったが、得点が入るのは時間の問題ではないか......と思える内容だった。

ところが、世の中そううまくは進まないのである。

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